先行きのお金の不安を解消する資金繰り表

2021.05.02
稲葉琢也
お金の不安解消と
ビジョン実現のパートナー

ビズサポートのキャッシュフローコーチ
稲葉のブログNo1101

 



 

連休真っ只中ですがいかがお過ごしでしょうか。

私は午前中事務所に行き仕事をし、
午後はノートPCを持ち帰って仕事をしています。

今日は2社の資金繰り計画の妥当性を
確認しました。

 

2社の社長さんがお困りだったのは、

・資産表で確認した赤字額以上にお金が減少している

・黒字なのにお金が減った理由がわからない

ということでした。

資金繰りでお悩みの場合は
会社のキャッシュフロー(お金の流れ)を把握して
6ヶ月先まで資金不足にならないように
お金の入りと出の月別予測をします。

 

キャッシュフローの月別予測のやり方

 

①毎月ほぼ固定している経費の支払い予測

役員報酬や給料、社会保険料などの人件費

地代、家賃などの賃借料

水道光熱費などをまず予測します。

これは比較的予測しやすいです。

 

②特定の月に発生する費用の予測

ボーナス、税金など特定の月にだけ
発生する費用を予測します。

 

③売掛金の入金予測

毎月の売上金額を予定したら、

その月に代金が入金になるのか、
請求した翌月に入金になるのか、

いついくらお金が入金になるのか
確認します。

 

④買掛金の支払い予測

仕入れの支払いも、買った月に支払うのか
翌月に支払うのか、
支払う月を検討します。

ここまでは毎月が黒字なら
お金は減らないはずです。

 

資金と利益が一致しない主な理由

 

損益計算書(PL)で確認した「利益」が
使うことのできる「資金」だと
誤解されている社長さんが多くおられます。

 

借入の利息支払いは
損益計算書(PL)で営業外費用として
計上されていますが、

元金の返済額は損益計算書(PL)には
記載されていません。

元金は貸借対照表(BS)で借入残高が
減少しているのです。

 

これが、
利益と資金繰りが
一致しない主な理由の1つです。

 

資金繰り表で6ヶ月先までを見通す

 

ですから、資金繰り表では
借入によるお金の増加と

返済によるお金の減少を
財務のキャッシュフローとして記載し、

毎月の営業で稼いだお金
(営業のキャッシュフロー)

から財務のキャッシュフローを
差引きしてお金の出入りの帳尻を
確かめます。

今は借入である程度手元にお金があっても、
先行きが不安な方は

6ヶ月先まで資金不足にならないように
お金の入りと出の月別予測をして
資金繰り表を作成しましょう。

資金繰り表を作ると
お金の流れがわかるので不安が解消します。

 

今日は以上です。

 

 

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