銀行から無理な返済を要求されたら

2021.04.25
稲葉琢也
お金の不安解消と
ビジョン実現のパートナー

ビズサポートのキャッシュフローコーチ
稲葉のブログNo1101

 


私は緊急でお困りのクライアントの
相談に乗っています。

金融機関の対応で困っている事例 

 

コロナ禍で今後の見通しが厳しいので
コロナ融資を受けた社長さんがおられます。


しかし、既存の借入が多額で
毎月の返済金額も多く、

返済により資金繰りが
日に日に圧迫されています。


具体的には、
コロナ融資を2000万円借りることができたが、
毎月の利益+減価償却費を加えた金額が50万円で
返済金額が200万円のようなケースがあります。

 

金融期間は借入したお金があるから
それで契約通りの返済を要求します。


しかし
毎月返済で150万円手元資金が減少すれば、

1年で1800万円の現金が
減少することになるのです。




 

返済金額が多くて、
本業で稼いだお金は返済に食われてしまい

折角コロナ禍を乗り切る為に借りたお金も
返済に使われてしまっているのです。

銀行には毎月の試算表を渡しています。
ですから、
銀行は返済資金が稼げていないのを

知っているのに返済を要求して来るのです。

資金がないので一旦返済の猶予を要請すると、

「13か月分はコロナの融資で
返済できるので払え」と返答して来ます。



 

こんなことがざらに起きています。

 

銀行が返済を強要する理由

 

どうして銀行がこのような
無理な要求をしてくるのでしょうか?

それは融資担当者や支店長が
条件変更することで

本部から責任を問われることや
評価が下がるのを恐れているからです。

自分を守る為に
無理を承知で返済を求めたり

「条件変更したら今後借入出来なくなる」

「借入金から返済し、お金が必要に
なった時借入すれば良い」

など無責任な提案をするのです。

銀行の言いなりになってはいけません。

 

業績が下がっている状況で
再度借入できる可能性は低いです。

万が一資金が必要な際に
借入が出来なかったらアウトなのです。

従って、

・コロナ融資は受けたが返済の負担が大きい。

・先行きの資金繰りが不安で赤字が予想される。

・繰越欠損が多い。

・借入残高が年商に近い。

など財務上問題が多い方は
次にまた借入して資金繰りを
回すなどと考えない方が良いです。

従来通りの返済を要求してくる銀行員に
当たってしまったら社長が判断に迷い
どうして良いか分からなくなってしまいます。

弱気になって、
「もう自己破産した方が良いのでしょうか?」

こんなご相談を受けることもあるのです。

破産は最後まで回避しましょう。

破産する覚悟があるならまず、
専門家に相談した方が間違いがありません。

相談しやすいからと
知人に相談したのでは
先に書いたような事例では、
判断を間違えてしまいます。

大切なことは費用や時間が
かかっても信頼できる
専門家の力を借りることです。

今日は以上です。

 

稲葉
稲葉
事業再生業務について
詳しくは以下のバナーをクリックしてください。

再生事業

稲葉
稲葉
事業再生業務について
詳しくは以下のバナーをクリックしてください。

事業再生業務


 
私のミッションは

「お金で不幸になる人をなくす」

私のビジョンは

「早期再生で広島を日本一

再チャンスの多い県にする」

共感して下さり中小企業を
元気にする仲間を募集しています。

 

中小企業診断士など士業の方向けの
早期再生コンサルタント養成講座を行っています。

詳細はこちら

https://www.reservestock.jp/events/227638


お金の不安解消と
ビジョン実現のパートナー

ビズサポートの
キャッシュフローコーチ
稲葉琢也

広島市中区橋本町7-14橋本町BLD7階
(株)ビズサポート

電話 082-548-2862

FAX 082-548-3170

メール takuya@bizsupport-inaba.com