資金繰り改善7つの方法

2022.10.15
稲葉琢也
 

資金繰りと銀行取引でお悩みの
社長さんの見方
ビズサポートの稲葉のブログNo1120

粗利で固定費を捻出できていない場合の
対策をお伝えします。

 

資金繰りが厳しい原因は?

 

資金繰りが厳しいとお悩みの事業者さん
からご相談がありました。

早速ヒアリングを
させて頂きました。

資金繰りが厳しい原因を
探るために

前期の決算書の売上額から
変動費である仕入と外注費を引いた
粗利がどれくらいあるか
確認したのです。

すると
粗利を売上で割った
粗利率が12.5%しかありません。



 

粗利<固定費
となっており
粗利で固定費が賄えておらず
毎月赤字を垂れ流している
状態でした。

これでは資金繰りが
厳しいはずです。

 

粗利で固定費を賄うには?

 

一番最善の方法は
固定費が賄えるだけの粗利が
出せるよう売上を上げることです。

そのために粗利と固定費が
トントンになる売上高を算出します。

 

粗利が固定費と同額になる
必要粗利額を求め

必要粗利額÷粗利率=必要売上高

で計算すると必要な売上高が
出てきます。

この売上を上げることが
できれば何も問題がないのですが、
大抵の場合、今の売上高の2倍とか
到底達成できないような
数字が出てきます。

この場合はどのようにしたら
いいのでしょうか?

 

会社を維持するために必要な売上高を上げれない場合の改善方法

 

この場合の改善方法は
⑦つあります。

 

①現在の受注先以外で粗利の取れる受注を探す。

②仕入先を探して少しでも安く仕入れる

③外注先に発注量を増やすので外注価格を引き下げ出来ないか交渉する。

④下請けではなく直接受注ができるように、
自社の位置する住宅団地内から
チラシをポスティングして個人宅の受注に注力する。

⑤家計の収支を改善するために、
1ヶ月の収入と支出を確認して、支出を削減する。

⑥家計の収支で改善できた金額に手取り額を削減し税金、社保を削減する。

⑦セーフティネット保証を利用して保証付借入を申し込む。

このように
困ったら、
様々な角度から打ち手を探すこと
が重要です。

まとめ

 

こうした改善策を一つ一つご自分で実施する
ことも大事ですが、
結果が出るまでに時間がかかります。

そうこうしているうちに
資金繰りが行き詰れば
倒産してしまいます。

この場合、やはり
頼りになるのは銀行です。

しかし、なんの改善計画もなく
既に返済を止めている状態のまま
借入の申込みをしても
取り上げてくれる銀行は
ありません。

銀行員に納得してもらえるような
新たな借入の効果と今後の支払い計画など
シッカリした改善計画を立てる
ことが必要です。

改善計画など
1人で考えて行き詰ったら専門家に
相談しましょう。

今日は以上です。
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