経営にお困りの社長さんのパートナー

稲葉のブログNo.1110

 

先日、弊社のクライアントに
税理士さんを紹介しました。

その会社には顧問税理士さんが
おられるのになぜ私は新たな
税理士さんを紹介したのでしょうか？

それは試算表の作成が遅いからです。

 

試算表が遅いとなぜダメなのか

 

経営改善をする上では
勿論社長の意識が1番です。

その上で、
関与税理士さんや
コンサルタントなど

改善をサポートする
専門家も御社の現状にあった方を
選ぶ必要があります。

先日のクライアントさんの関与税理士さんは
月次の試算表ができるのが遅い上に
説明も充分してくれない方でした。

ですから金融機関からも
「税理士さんを変えたら」と
要請されていました。

このクライアントに限らず
改善が必要になった企業は
試算表が出るのが遅いです。

前月事業が上手くいっているか
上手くいっていないのかは
試算表で確認します。

月末に締めて、試算表をみて
問題があれば翌月すぐに対策を考え、
実行する必要があります。

しかし、試算表が遅れると
当然、問題の原因がわかりにくくなり
改善の着手も遅れてしまいます。

「ここをこう改善したら
業績が上がるのではないか」と

仮説を立てて対策を実行し
試算表で結果を確かめて

成果が出ていなければ
次の手を打つ、

このサイクルを出来るだけ
早く回すことで
速やかに経営改善できるのです。

このサイクルを早く回す
サポートが出来る専門家を
選ぶことが改善の第一歩です。

 

試算表は正確でなくてもいい

 

財務会計の正確性は重要です。

しかし、経営判断に使う
試算表は正確でなくても構いません。

なぜかというと
円単位の数字まできちんと
正確に出さなくても

先月の対策の効果が出ているのかいないのか
大まかな状況を把握できればいいからです。

「〇〇が出ないから
前月の数字を締められません」
とよく言われますが、
試算表はスピード重視です。

多少の修正は翌月に
行うとしても

試算表は経営判断に使う為と
割り切って早く締めて試算表を
税理士さんに作成してもらって下さい。

 

まとめ

 

これまでお話してきましたように
試算表は経営改善するために
重要な資料です。

社長が試算表を見ておらず、
税理士さんからの試算表の提出が
遅れていても気に留めてないような場合は
業績不振の会社が多いです。

もし御社の業績が”不調だな”と
感じておられましたら
試算表がどのくらい
遅れているか振り返って
確かめてください 。

勿論試算表を確かめる
習慣のない方は 1番新しい試算表を
すぐに見てください 。

試算表を見ても数字をどう解釈したらいいか
わからず会社の状況が把握できない場合は

税理士さんやコンサルタントなどの
専門家に説明を求めてください 。

数字を分析してあなたに
わかりやすく会社の現状を説明し、

問題点を見つけて
改善策を一緒に考えてくれる
専門家が良い専門家です。

専門家の料金はその満足度で
判断すると良いですね。

今日は以上です。

稲葉

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