元銀行支店長の経営改善
ビズサポート稲葉のブログNo.1116

 

経営の危機を回避した後浮上する問題とは

 

資金繰りでお困りの会社を
支援していると、
事業が回復して危機が過ぎると

 

社内の人の問題が浮上する
ことが多いことに驚きます。

 

経営の立て直しに懸命な間は
ボーナスも給料も低くても
みんな我慢していました。

 

業績が回復してボーナスも増やし
「さあこれから！」と思っていたら

突然優秀な若手が「辞めます」
と言ってきたり

幹部が社長の意見に
反対してついてこなかったり

社内の人間関係が
ガタガタし始めるのです。

 

バラバラになった社内をまとめる5つのコツ

 

会社が危機の時には

「自分の職場を守る」

という明確な目的があって
全社がまとまっていました。

業績が回復するとみんな目的を見失い
社内がバラバラになる場合が
意外に多いのです。

 

こうした事態を打開する
ヒントを私の友人の著書から
見つけました。

 

ネタバレするので詳しくは
写真の本をお読みください。

 



 

 

共感を得てまとまった
強いチームを作る
ポイントだけお伝えします。

 

1.感謝を伝える

 

キチンと感謝を言葉で伝えることです。

社長を筆頭に
リーダーは率先して
「ありがとう」を
言葉で伝えることから始めましょう。

仕事だから「当たり前」ではなく
反対語の「有り難い」を伝えてください。

 

2.可能性を信じる

 

社員の可能性を最後まで信じて
相手の自信をリーダーが
育ててあげることです。

 

3.誤った行為を叱る

 

社員を叱る時には
人格を否定せず
誤った行ないを
短い言葉で叱ることです。

 

叱るのは今この瞬間で
必ず成長すると信じて
感情的にならず
誤った行為のみを叱って下さい。

 

4.感情を共有する

恥ずかしがらず、喜怒哀楽を
一緒に表現することです。

 

5.チーム心を養う

 

強いチームにするためには
リーダーに必要な覚悟があります。

それは部下のミスを
リーダーを筆頭にチーム全員で
絶対にカバーするという覚悟です。

覚悟とは

「何があっても見放さない心」

です。

リーダーとは

「大切な誰かを育成する責任がある人」

リーダーは、

部下を評価したり
評論するために
存在しているのではありません。

部下と共に戦い、導き、
エネルギーを与える存在であり

最も身近で尊敬される
存在でなければなりません。

 

まとめ

 

お金の不安が少なくなると
あらためて社内の問題点や
課題が見えてきます。

どんな会社も
成果を上げるには
人の力をしかありません。

遠回りに感じるかもしれませんが
強いまとまったチームを作れば
会社の業績は必ずアップします。

皆さんの会社の幹部やリーダーが
育つことを心よりお祈りします。

 

今日は以上です。

稲葉

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