資金繰りや銀行取引が不安な方の味方
ビズサポート稲葉のブログNo.1117

 

コロナ後に成長する会社とジリ貧になる会社の違いとは

 
コロナのまん延防止措置が解除になり、
少し希望が見えると考えている
社長さんも増えてきました。

しかし、コロナ後の回復は
会社によって大きな差が生まれます。

大半の企業はコロナは非常時だからと
金融機関から融資を目一杯借入し
資金繰りを確保しました。

ここまでは正解だと思います。

しかし、ここからどう行動するかが
成長する会社になるか
ジリ貧になる会社になるかの
分かれ目になります。
 

ジリ貧になる会社の特徴

 
ジリ貧になる会社は
まず、資金調達したことで
安心してしまいます。

そして
コロナ前と同じような仕事の
考え方や、やり方を続けて
コロナが収束するのを待っている
だけなのです。

それでは借入が増えただけで
終わってしまいます。

雇用調整助成金などの助成金や
補助金を上手に活用しているのは
素晴らしいですが、

助成金の依存症になりかけの方も
あります。

コロナ影響の上に
ウッドショックや
更には最近のロシアによる
ウクライナ侵攻により

いろいろな品物の流通が滞り
ガソリン価格を筆頭に
物価は上昇しています。

為替も円安になるなど
中小企業の経営環境は
大きく変化しているのです。

従って単純に
コロナ前に戻ろうと考える方は
社会の変化や消費行動の変化に
対応できないために回復が危ぶまれます。

 

成長する会社の特徴

 

コロナの期間中に
新商品開発や新市場開拓等
試行錯誤して新たなビジネスのやり方を
模索していた経営者もいらっしゃいます。

時代の読みして
コロナの真っ最中でも
事業を拡大している企業は
沢山あります。

巣ごもり需要などは
その最たるものですね。

同業他社から学ぶだけでなく
異業種で成功している企業の
成功の理由を考え自社に
当てはめることが出来ないか？

と考えて行動されています。

このような会社は
社会の変化や消費行動の
変化に対応でき、
発展していくことができます。

 

まとめ

 

会社は何もしなければ衰退して
いきます。

先行き不透明な時代に
対応して会社を存続発展
させるためには
常に新たな戦略を立てて
実行していく必要があります。

新たな戦略を考えるために参考に
なるのが
アンゾフの成長マトリクスです。

このマトリクスには以下の
4つの戦略があります。



 

①既存商品浸透戦略
既存の商品を既存の市場に
投入する。

②新市場開拓戦略
既存の商品を従来とは
異なる市場に投入する。

③新商品開発戦略
既存のお客様に
新商品を提供する。

④このいずれかの過程を通して
新市場に新商品を提供する
多角化戦略。

 

多角化戦略が最もハイリスクと
言われています。

あまり資金負担の少ない方法で
トライしてみて、工夫を重ねる
こともよい方法です。

又、こうしたことを考えるには
社内の若手も巻き込んで
柔軟な発想を取り上げていく
ことも良いです。

現行の戦略と相乗効果を発揮できる
象限から取り組みましょう。

もう少し詳しく
知りたい方は是非
専門家にご相談を

今日は以上です。

稲葉

事業再生業務について
詳しくは以下のバナーをクリックしてください。

稲葉

事業再生業務について
詳しくは以下のバナーをクリックしてください。